Sonosの中古は「買っていいモデル」と「絶対避けるべきモデル」がある
Sonosの中古、僕も過去に手を出したことがある。
メルカリで見かけた「Play:5」が2万円台。定価の半額以下。「これは買いだろ」と飛びついた結果、まんまと地雷を踏んだ。
理由は単純。そのPlay:5は「Gen 1(第一世代)」で、僕が使っているSonos Arc や Era 100と同じシステムで動かせなかったんだ。
Sonosには「S1」と「S2」という2つのアプリが存在する。そして古いモデルはS1アプリでしか動かない。S2アプリで動く最新モデルとは一切グループ化できない。つまり、同じ部屋で一緒に鳴らすことすらできない。
「安いから」という理由だけでSonosの中古に手を出すと、僕みたいに文鎮を買うことになる。
この記事では、Sonosの中古購入で失敗しないために「絶対に確認すべきアプリ互換性」と「買っていいモデル・避けるべきモデル」を徹底解説する。
Sonosの中古で最大の落とし穴:S1とS2アプリ問題
S1とS2、何が違うのか
Sonosは2020年5月に大きな転換点を迎えた。それまでの「Sonosアプリ」を「S1 Controller」として残しつつ、新しい「S2アプリ」をリリースしたんだ。
ここで重要なのは、S1とS2は完全に別システムということ。
S1アプリでしか動かない古い製品と、S2アプリで動く新しい製品は、同じWi-Fiネットワーク上にあっても一緒にグループ化できない。別々のスピーカーとして独立して動くだけ。
Sonosの醍醐味であるマルチルーム再生、例えば「リビングのArcとキッチンのEra 100で同じ音楽を流す」みたいなことが、S1製品とS2製品の間ではできないんだ。
S1専用モデル(絶対に買ってはいけない)
以下のモデルはS1アプリでしか動作しない。中古で見かけても絶対に手を出すな。
- Play:5(Gen 1 / 第一世代)
- Connect(Gen 1 / 第一世代)
- Connect:Amp(Gen 1 / 第一世代)
- ZonePlayer 100 / 120 / 80 / 90 / S5
- Bridge
- CR200
特に「Play:5 Gen 1」は中古市場でよく見かける。見た目だけじゃGen 1かGen 2か判別しにくいから、出品者に必ず確認しよう。確認方法は後述する。
S2専用モデル(中古で狙い目)
2020年5月以降に発売された製品はS2専用。これらは中古で買っても問題ない。
- Arc / Arc SL / Arc Ultra
- Beam(Gen 2)
- Era 100 / Era 300
- Five
- Move 2 / Roam / Roam 2
- Sub(Gen 3)/ Sub 4 / Sub Mini
- Sonos Ace
- Ray
僕が使っているArc、Sub Mini、Era 100はすべてS2専用モデル。これらの中古なら、既存のSonosシステムに問題なく追加できる。
S1・S2両対応モデル(中古で一番狙い目)
以下のモデルはS1でもS2でも動作する。つまり、どちらのシステムにも追加できる汎用性の高いモデルだ。
- Beam(Gen 1)
- Play:1 / Play:3
- Play:5(Gen 2 / 第二世代)
- Playbar / Playbase
- One(Gen 1・Gen 2)
- Sub(Gen 1・Gen 2)
- Amp / Port
- Move(初代)
特にPlay:1やOne Gen 1は中古市場で1万円前後で見つかることがある。S2システムに追加できるから、サラウンド用のリアスピーカーとして使うのはアリだ。
中古Sonos購入の第二の壁:アカウント登録問題
前所有者のアカウントに紐づいたままの製品
Sonosは製品をアカウントに登録する仕組みになっている。中古品は前所有者のアカウントに登録されたままのことがある。
この場合、自分のSonosアプリでセットアップしようとしても「このデバイスは別のアカウントに登録されています」的なエラーが出ることがある。
解決方法:ファクトリーリセット
前所有者がきちんと登録解除してくれていない場合でも、製品をファクトリーリセット(工場出荷状態に戻す)すれば、自分のアカウントで新規登録できる。
ただし、ファクトリーリセットの方法は製品ごとに異なる。購入前に出品者に「ファクトリーリセット済みですか?」と確認しておくのがベスト。
もし届いた製品がリセットされていなくても、Sonosの公式サポートページで各製品のリセット方法が公開されているから、自分でリセットすれば問題ない。
中古Sonosの第三のリスク:メーカー保証は効かない
これは当然といえば当然だけど、中古品にはメーカー保証が適用されない。
Sonosの新品は購入から1〜2年のメーカー保証がつくけど、中古品は完全に自己責任。初期不良があっても、メルカリやヤフオクの出品者対応に頼るしかない。
Sonosは基本的に頑丈で、僕の周りでも故障したという話はあまり聞かない。とはいえ、「万が一壊れたら諦める」覚悟は必要だ。
ちなみに、日本でのSonosサポートは正直あまり評判が良くない。電話サポートは外国人スタッフが対応することが多く、コミュニケーションに苦労するという声もある。保証が効く新品でもサポート面では不安があるから、中古ならなおさら覚悟が必要だ。
Gen 1とGen 2の見分け方
Play:5やConnect、Connect:Ampには第一世代(Gen 1)と第二世代(Gen 2)が存在する。見た目が似ているから、中古購入時は必ず確認しよう。
確認方法1:出品者に型番を聞く
一番確実なのは、製品底面や背面にある型番を教えてもらうこと。
例えばPlay:5なら、Gen 1は「S5」、Gen 2は「PL5G2」という型番になる。
確認方法2:外見の違い
Play:5 Gen 1は本体上部にボタンが並んでいる。Gen 2はタッチ式のコントロールになっていて、よりシンプルな見た目だ。
確認方法3:Sonosアカウントページ
もし出品者がSonosアカウントに製品を登録している場合、アカウントページの「System」セクションで世代を確認できる。スクリーンショットを送ってもらうのも手だ。
中古Sonos購入前チェックリスト
中古Sonosを検討している人は、購入前に以下を必ず確認しよう。
- モデル名と世代(Gen 1 / Gen 2)を正確に確認
- S1専用モデルでないか(上記リスト参照)
- ファクトリーリセット済みか
- 動作確認済みか(Wi-Fi接続、音出し)
- 付属品の有無(電源ケーブル、HDMIケーブルなど)
- 外観のキズや汚れ
- 出品者の評価
特に1と2は最重要。ここでミスると、届いた製品が使えないという最悪の事態になる。
中古相場と「買い」の判断基準
参考までに、最近の中古相場を紹介しておく(2025年末時点のヤフオク・メルカリ相場)。
- Sonos Arc:5〜7万円前後(新品約13万円)
- Sonos Beam Gen 2:3〜4万円前後(新品約7万円)
- Sonos Beam Gen 1:2〜2.5万円前後
- Sonos One:1.5〜2万円前後
- Sonos Play:1:1万円前後
- Sonos Roam:1.5〜1.8万円前後
新品の半額以下で手に入るなら、中古を選ぶ価値はある。ただし、S1/S2の互換性とリスクを理解した上での判断が必要だ。
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中古購入を検討する前に、各モデルの特徴を理解しておくと失敗を防げる。
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まとめ:Sonosの中古は「知識があれば」お得な選択肢
Sonosの中古は、S1/S2アプリの互換性さえ理解していれば、かなりお得に手に入れられる。
特に狙い目なのは以下のモデルだ。
- Beam Gen 1・Gen 2
- Play:1
- One Gen 1・Gen 2
- Sub Gen 2・Gen 3
- Arc(予算があれば)
逆に、Play:5 Gen 1やConnect Gen 1などのS1専用モデルは、どんなに安くても避けるべき。既存のSonosシステムと連携できないし、今後のアップデートも期待できない。
中古で賢く節約した分を、Sub MiniやEra 100の追加に回す。そうやってSonosエコシステムを少しずつ拡張していくのが、一番コスパの良い楽しみ方だと僕は思う。
Sonosは一度揃えると、その音質と使い勝手に感動する。僕自身、75インチのテレビにArc + Sub Mini + Era 100×2のサラウンドを組んで、毎日映画館気分を味わっている。
中古でも新品でも、まずは一台。自分の部屋にSonosを迎え入れてみてほしい。生活の質が一段階上がることを約束する。

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