「Sonosって良いらしいけど、高いんでしょ?」
そう思って二の足を踏んでいるあなたに、ぶっちゃけこれだけは伝えておきたい。IKEAで売ってる「SYMFONISK(シンフォニスク)」というスピーカー、中身はガチのSonosだ。
僕自身、最初は「IKEAのスピーカーって、どうせ見た目だけでしょ」と半信半疑だった。でも店頭で試聴した瞬間に財布を開いていた。この価格でこの音?正直、バグだと思う。
この記事では、SYMFONISKの全ラインナップを徹底解説する。ブックシェルフ型、スピーカーランプ、アートフレーム型の3タイプがあるけど、どれを選ぶべきか迷っている人は、最後まで読んでほしい。あなたの生活スタイルに合った一台が必ず見つかるはずだ。
そもそもSYMFONISKとは?IKEAとSonosのコラボが生んだ「反則級」スピーカー
SYMFONISKは、スウェーデンの家具メーカーIKEAと、アメリカのプレミアムオーディオブランドSonosが共同開発したWi-Fiスピーカーシリーズだ。
ポイントは「コラボ」の意味。単にSonosのロゴを貼っただけのOEMじゃない。IKEAがデザインと家具としての機能を担当し、Sonosがサウンドエンジニアリングを担当している。つまり、中身は正真正銘のSonosなんだ。
これが何を意味するかというと、Sonosアプリでの操作、AirPlay 2対応、Spotify Connect対応、そして他のSonos製品とのシームレスな連携がすべて可能ということ。Sonos ArcやSonos Beam Gen2のリアスピーカーとして使うこともできる。
にもかかわらず、価格はSonos純正品の半額以下。Sonos Oneが約3万円なのに対して、SYMFONISKのブックシェルフ型は16,990円から。この価格差は、正直エグい。
関連記事:Sonos Arc vs Beam Gen2 比較レビュー:日本のマンションに最適なのはどっち?
SYMFONISKは3タイプ|あなたに最適なのはどれ?
現在、SYMFONISKには3つのタイプがある。それぞれの特徴と「こういう人に向いてる」を解説していく。
1. ブックシェルフ型|迷ったらまずコレ
価格:16,990円(税込)
SYMFONISKの入門機であり、実は最もコスパが高いのがこのブックシェルフ型だ。
見た目はシンプルなボックス型で、ファブリック素材のフロントが北欧感を醸し出している。縦置きでも横置きでも使えるし、別売りのウォールブラケットを使えば壁掛けも可能。壁に取り付けると、ちょっとした棚としても機能するのがIKEAらしい発想だ。
音質は「この価格でこれ?」と疑いたくなるレベル。2ウェイ構成(ウーハー+ツイーター)のフロントバスレフ型で、サイズの割に低音がしっかり出る。部屋でBGMを流すには十分すぎるクオリティだ。
モノラルスピーカーなので、ステレオ再生したいなら2台必要。2台セットで31,990円。これでも純正のSonos Oneより安い。
こんな人におすすめ:
- Sonosデビューしたいけど、まず1台試してみたい人
- デスクや棚に置けるコンパクトなスピーカーが欲しい人
- Sonos Arcのリアスピーカーを低予算で揃えたい人
詳しいレビューは別記事で書く予定なので、楽しみにしていてほしい。
2. スピーカーランプベース型|間接照明+スピーカーの一石二鳥
価格:19,990円(税込)※シェード別売り
「スピーカーを置く場所がない」という一人暮らしの悩みを解決するのが、このスピーカーランプだ。
名前の通り、ランプとスピーカーが一体化している。ベッドサイドのテーブルランプを置くスペースさえあれば、そこがサウンドシステムになる。部屋の限られたスペースを有効活用したい都内一人暮らしには、かなり刺さるコンセプトだと思う。
音の広がりが特徴で、180度サウンドを実現。ブックシェルフ型が特定の方向に音を出すのに対して、こちらは下向きのスピーカーで360度に近い形で音を拡散する。ベッドに寝転んでも、デスクで作業していても、どこにいても自然に音が聞こえるのは大きなメリットだ。
注意点として、シェード(傘の部分)は別売り。ガラス製が5,000円、テキスタイル製が3,000円、竹製のシェードもある。本体19,990円+シェード3,000円〜5,000円で、トータル約23,000円〜25,000円という計算になる。
こんな人におすすめ:
- ベッドサイドにランプとスピーカー両方欲しい人
- 部屋のどこにいても均一な音を楽しみたい人
- 間接照明でリラックス空間を作りたい人
3. アートフレーム型|壁の絵が実はスピーカーという衝撃
価格:26,990円(税込)
SYMFONISKシリーズの中で、最もインパクトがあるのがこのアートフレーム型だ。
簡単に言うと、「壁に飾る絵画がスピーカーになっている」という製品。サイズは41×57cm(B3より一回り大きい)で、存在感は抜群。でも見た目は完全にアートフレームなので、来客が「どこから音が出てるの?」と驚くこと間違いなし。
技術的にもかなり攻めている。薄いフレームの裏側に音響ボリュームを隠し、導波管を組み合わせることで、この薄さで部屋を満たす音量を実現している。Sonosのエンジニアが「単独では開発できなかった」と言うほど、IKEAとのコラボだからこそ生まれた製品だ。
フロントのアートパネルは交換可能で、別売り(3,000円)のデザインに変えられる。モナ・リザ、ゴッホの星月夜、クリムトの生命の樹など、クラシックな名画から現代アート風まで揃っている。
壁掛けはもちろん、床置きや壁に立てかけるように設置することも可能。賃貸で壁に穴を開けられない人でも使える。
こんな人におすすめ:
- インテリアにこだわりがあって、スピーカーを「見せたくない」人
- ミニマリスト志向で、物を減らしたい人
- 「どこから音が出てるの?」というサプライズを楽しみたい人
SYMFONISKの共通スペック|この価格で全部入り
3タイプすべてに共通する機能を整理しておこう。
対応サービス:
- Apple AirPlay 2
- Spotify Connect
- Amazon Music、Apple Music、YouTube Music、その他主要ストリーミングサービス
操作方法:
- Sonos S2アプリ(iOS/Android)
- Apple Homeアプリ(HomeKit対応)
- Siri、Alexaによる音声操作(要別デバイス)
連携機能:
- Sonos製品とのマルチルーム再生
- 同一製品2台でのステレオペアリング
- Sonos ArcやBeamのリアスピーカーとして使用可能
関連記事:Sonosでサラウンドシステムを組む方法|Arc+Sub Mini+リアスピーカー構成ガイド
特に強調したいのが、AirPlay 2対応という点。iPhoneユーザーなら、コントロールセンターからサクッと音楽を飛ばせる。Spotifyユーザーなら、アプリから直接再生先としてSYMFONISKを選べる。この「繋がりやすさ」は、日常的に使う上で本当に重要だ。
SYMFONISKの正直な弱点|買う前に知っておくべきこと
良いことばかり書いてきたけど、弱点も正直に伝えておく。
マイクは非搭載
Sonos Oneには音声アシスタント用のマイクが搭載されているが、SYMFONISKにはない。「Hey Siri、音楽かけて」と直接話しかけることはできない。
ただし、iPhoneやEcho Dotなど別のデバイスを経由すれば音声操作は可能だ。HomePod miniをハブにして、SYMFONISKを再生先にするという使い方もできる。
Bluetooth接続は不可
SYMFONISKはWi-Fi専用スピーカーだ。Bluetooth接続には対応していない。
これはデメリットに見えるかもしれないけど、実は音質的にはメリットでもある。Wi-Fi経由の方がBluetoothより高音質で、安定性も高い。家で使う分には、Wi-Fi接続の方が快適だと僕は思う。
ポータブルに使いたいなら、Sonos RoamやSonos Moveを検討した方がいい。
関連記事:Sonos Roam長期レビュー:お風呂も旅先もこれ一台。BluetoothとWi-Fiの二刀流が最強な理由
IKEAでしか買えない
SYMFONISKはAmazonや家電量販店では売っていない。IKEAの店舗かオンラインストアでしか買えない。
近くにIKEAがない人は、オンライン購入+配送になる。送料がかかる点は覚悟しておこう。逆に言えば、IKEAに行く予定があるなら、ついでに店頭で試聴してそのまま持ち帰るのがベストだ。
結論|どのSYMFONISKを買うべきか
最後に、選び方をまとめる。
迷ったらブックシェルフ型(16,990円): Sonosデビューの入り口として最適。1台でBGM用として使うもよし、2台でステレオ構成にするもよし、後々Arcのリアスピーカーにするもよし。拡張性が高い。
ベッドサイドに置くならスピーカーランプ型(19,990円+シェード): 一人暮らしの省スペース問題を解決しつつ、部屋の雰囲気も良くしてくれる。実用性と見た目のバランスが取れた選択。
インテリアに溶け込ませたいならアートフレーム型(26,990円): 「スピーカーを置いている」という生活感を消したい人向け。部屋の美意識を優先するタイプには、これしかない。
どのモデルを選んでも、この価格でSonosのサウンドシステムに参入できるのは間違いなくお得だ。平日はユニクロ、休日にSonos。賢く選んで、日常の体験価値を上げていこう。
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