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一人暮らし6畳の部屋にSonos Arcはオーバースペック?Beam Gen2と比較してみた

「6畳の部屋にArcなんて大げさじゃない?」

この疑問、Sonos購入を検討している人なら一度は頭をよぎるはずだ。僕も実際、購入前は同じことを考えていた。価格差は約4万円。本体サイズも倍近く違う。正直、「Beam Gen2で十分なんじゃないか」という気持ちはめちゃくちゃわかる。

結論から言おう。6畳でもArcは「あり」だ。むしろ、映画や音楽を本気で楽しみたいなら、狭い部屋だからこそArcのほうが満足度が高い。

ただし、全員にArcを勧めるつもりはない。この記事では、実際に都内の1Kで両方を使い倒した僕が、「どっちを選ぶべきか」を本音で語っていく。

目次

価格とサイズを冷静に比較する

まずは基本スペックを整理しておこう。

Sonos Arc(旧型) 価格:約8〜9万円 サイズ:幅114.2cm × 高さ8.7cm × 奥行11.6cm 重量:6.25kg ドライバー構成:11基(5.0.2ch)

Sonos Beam Gen2 価格:約4.7〜5.9万円 サイズ:幅65.1cm × 高さ6.9cm × 奥行10cm 重量:2.88kg ドライバー構成:ツイーター1基 + ミッドウーファー4基 + パッシブラジエーター3基

価格差は約3〜4万円。横幅の差は約50cm。この数字だけ見ると「やっぱりBeamでいいかな」と思うかもしれない。

でも、ちょっと待ってほしい。この「50cm」と「3万円」が、日々の満足度にどれだけ影響するか。それを考えずに「狭いからBeam」と決めるのは、実はもったいない選択かもしれない。

「狭い部屋にArc」は本当にオーバースペックなのか

僕の部屋は都内の6畳1K。正直、広くはない。テレビは43インチで、その前に座って映画を見る距離は2メートルもない。

こんな環境でArcを導入した最初の感想は「うわ、やりすぎたかも」だった。

でも、実際に使い始めて1週間で印象は完全に変わった。

狭い部屋でArcが真価を発揮する理由は、音の「密度」にある。広い部屋だと音が拡散して薄まるけど、6畳なら部屋全体が音で満たされる。Netflixで映画を見ているとき、後ろからヘリの音が聞こえてきて、思わず振り返ったことがある。これ、マジで。

Arcは上向きに音を出すスピーカー(ハイトチャンネル)を2基搭載していて、天井に反射させてDolby Atmosの立体音響を実現している。この「天井反射」が、狭い部屋だとダイレクトに効いてくる。広い部屋より、むしろ狭い部屋のほうが効果を感じやすいんだ。

Beam Gen2の「ちょうどいい」は本当にちょうどいいのか

一方で、Beam Gen2も決して悪い選択じゃない。むしろ、以下の条件に当てはまるなら、Beamのほうが賢い選択だと思う。

テレビを見るのは主にバラエティやニュースが中心 映画を見る頻度は月に2〜3回程度 音楽はスマホやイヤホンで聴くことが多い 予算を他のことに使いたい(旅行とか)

Beam Gen2でも、テレビの内蔵スピーカーとは次元が違う。セリフがクリアに聞こえるようになるし、低音もそれなりに出る。正直、「テレビの音を良くしたい」というニーズなら、Beamで十分すぎる。

ただ、Beamには物理的な限界がある。横幅65cmというサイズ制約の中で、どうしても音の広がりには限界がある。僕が両方を比較して感じた一番の違いは「音のスケール感」だった。

僕がArcを選んだ本当の理由

正直に言うと、僕も最初はBeam Gen2を買うつもりだった。「6畳でArcは無駄」という情報をネットで見まくっていたし、4万円の差は決して小さくない。

でも、家電量販店で両方を聴き比べたとき、考えが変わった。

Beamの音は「いい音がスピーカーから出ている」という感覚。Arcの音は「部屋全体が映画館になる」という感覚。この違い、文字で伝えるのは難しいんだけど、一度体感したら戻れなくなる。

僕は毎日、仕事終わりにNetflixを見るのが日課だ。週末は映画を2〜3本見る。この「毎日の体験」が変わるなら、4万円の差は飲み会2〜3回分だと思った。

課金すべきはソシャゲより、リアル空間だ。

「でも、やっぱりデカすぎない?」問題について

Arcを検討している人の多くが気にするのが「サイズ」だと思う。横幅114cmは、正直言ってデカい。

僕のテレビは43インチ(横幅約96cm)だから、Arcのほうがテレビより長い。最初は「バランス悪くない?」と心配していた。

でも、実際に設置してみると、意外と気にならない。むしろ、この「はみ出し」がちょっとした存在感になっていて、部屋のグレードが上がった気がする。

ただ、テレビ台の幅が120cm未満だと物理的に置けない。ここだけは購入前に必ず確認してほしい。僕は150cmのテレビ台を使っていて、左右に少し余裕がある状態で設置している。

ちなみに、Sub Miniを追加するかどうかで悩んでいる人は、こちらの記事も参考にしてほしい。→ Sonos Sub Miniは必要?追加してわかった「低音」の感動と近所迷惑のリアル

近所迷惑にならない?音量問題のリアル

6畳の一人暮らしで気になるのが「近所への音漏れ」だ。特にArcみたいなパワフルなスピーカーを導入すると、隣人トラブルが心配になる。

結論から言うと、普通の音量で使う分にはまったく問題ない。

Arcには「ナイトサウンド」という機能があって、これをオンにすると大きな音を抑えて、小さな音を聞きやすくしてくれる。深夜に映画を見るときはこの機能を使っている。

また、Sonosアプリの「Trueplay」で部屋の音響に合わせたチューニングをすると、無駄に音を大きくしなくても細部まで聞こえるようになる。これ、本当に優秀な機能だと思う。

具体的な使い方シーンで比較してみる

もう少し具体的に、どんな場面でArcとBeamの差が出るかを説明しよう。

映画鑑賞(アクション系) Arc:爆発音が腹に響く。音が部屋中から聞こえる。マジで映画館。 Beam:それなりに迫力はあるけど、「いいスピーカーで聴いている」という感覚にとどまる。

映画鑑賞(ヒューマンドラマ系) Arc:セリフが自然に耳に入ってくる。音楽も繊細に表現される。 Beam:十分クリア。正直、このジャンルなら大きな差を感じない。

音楽再生 Arc:低音から高音まで、フルレンジでバランスよく鳴る。Apple Musicの空間オーディオが活きる。 Beam:中音域が中心。BGMとして流す分には問題ないけど、「聴き込む」には物足りない。

テレビ番組(バラエティ・ニュース) Arc:正直、オーバースペック感がある。 Beam:これで十分。むしろちょうどいい。

将来の拡張性も考慮すべき

Sonosの良いところは、後からスピーカーを追加してシステムを拡張できること。これ、意外と見落としがちなポイントだ。

Arcを導入しておけば、後からSub MiniやSub(フルサイズ)を追加して低音を強化したり、Era 100やIKEA SYMFONISKをリアスピーカーとして追加して本格的なサラウンドシステムに発展させることができる。

Beamでも同じ拡張はできるけど、メインスピーカーの実力がそのままシステム全体の上限になる。将来的に「もっといい音を」と思ったとき、Beamだとメインスピーカーごと買い替えになる可能性がある。

僕は今、Arc単体で使っているけど、来年あたりSub Miniを追加しようと思っている。これでさらに低音が強化されて、6畳がますます映画館化する予定だ。

ステレオペアリングで音場を広げる方法についてはこちらで詳しく解説している。→ Sonos 2台でステレオペア設定したら、世界が変わった話。「点」で聴くか、「面」で浴びるか。

「迷ったらBeam」は正しいのか

ネットでよく見る「迷ったらBeam」というアドバイス。これ、半分正解で半分間違いだと思う。

確かに、Beamは失敗しにくい選択肢だ。価格も抑えめだし、サイズも扱いやすい。「とりあえず音を良くしたい」というニーズには最適解だと思う。

でも、「映画体験を変えたい」「毎日の生活をアップグレードしたい」と思っているなら、Beamで「そこそこ満足」してしまうのは、実はもったいない。

一度「そこそこ」に慣れてしまうと、そこから上を目指すのは心理的ハードルが高くなる。どうせなら最初から「最高」を選んでおいたほうが、長い目で見て満足度は高いと僕は思う。

結論:6畳でもArcは十分アリ。でも万人向けじゃない

改めて整理しよう。

Arcをおすすめする人 映画を週に1回以上観る 音に対するこだわりがある 将来的にシステム拡張を考えている 「妥協したくない」タイプ

Beam Gen2をおすすめする人 テレビ視聴がメイン 予算を他に使いたい サイズをコンパクトに収めたい 音は「そこそこ良ければOK」

僕は前者のタイプだったから、Arcを選んで正解だった。でも、後者のタイプの人にArcを勧めるつもりはない。自分がどっちのタイプかを考えて、選んでほしい。

ただ、一つだけ言えるのは「6畳だからオーバースペック」という理由でArcを諦める必要はまったくないということ。むしろ、狭い部屋だからこそ、その性能をフルに活かせる。

6畳間が映画館になる体験、一度味わってみてほしい。


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