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Sonos Beam Gen2レビュー|6畳でも映画館になるサウンドバー

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結論から言う。6畳間こそ、Beam Gen2の真骨頂だ

「サウンドバーなんて、広いリビングを持ってる人のための贅沢品でしょ?」

1年前の僕も、そう思っていた。都内のマンション、6畳の1K。テレビを置いたらベッドとデスクで部屋の8割が埋まる。こんな狭い部屋にサウンドバーを置いたところで、意味があるのか?と。

結論から言う。6畳間こそ、Sonos Beam Gen2の真骨頂だった。

狭い部屋だからこそ、音に「包まれる」感覚がダイレクトに来る。壁が近いからこそ、サラウンド効果が増幅される。広いリビングで音が拡散するより、密閉空間で音の塊を全身に浴びる方が、よっぽど「映画館」に近い体験ができる。

この記事では、Sonos Beam Gen2を6畳の部屋で1年以上使い倒してきた僕が、なぜこれが「日本のマンション住まいにとって最適解」なのかを、実体験ベースで語っていく。

そもそもSonos Beam Gen2とは何か

知らない人のために簡単に説明しておく。

Sonos Beam Gen2は、アメリカのオーディオメーカーSonosが出しているサウンドバー。2021年に発売された第2世代モデルで、Dolby Atmosに対応している。

価格は約69,800円。安くはない。でも、サウンドバーの中では「ミドルクラス」に位置する。上位モデルのSonos Arcが約13万円することを考えると、むしろ手が届きやすい価格設定だ。

Sonosとは何か、なぜBoseやSonyではなくSonosなのかについては別記事で詳しく解説しているので、ブランド自体が初耳という人はそちらも読んでほしい。

開封して5分で「勝ち」を確信した理由

正直に言う。僕は開封して5分で「これは当たりだ」と確信した。

箱から出した瞬間、まずサイズ感に驚いた。横幅わずか65cm。これは43インチのテレビより少し短いくらいで、6畳の部屋でもまったく圧迫感がない。上位モデルのArcは114cmあるから、約半分だ。

Sonos ArcとBeam Gen2の比較は別記事で詳しく書いているが、結論を言うと、10畳以下の部屋ならBeam一択。Arcはデカすぎる。

セットアップも拍子抜けするほど簡単だった。HDMIケーブルでテレビと接続して、電源を入れて、スマホアプリで設定するだけ。ものの10分で音が出た。AVアンプのような複雑な配線も、チャンネル設定も不要。これがSonosの真骨頂だ。

Dolby Atmosの衝撃。天井がないのに、上から音が降ってくる

Beam Gen2の目玉機能はDolby Atmos対応だ。

「でも上向きスピーカーないでしょ?」と思った人、正解。Beam Gen2には上向きスピーカー(イネーブルドスピーカー)が搭載されていない。Dolby Atmosは「バーチャル処理」で再現される。

ぶっちゃけ、買う前は半信半疑だった。バーチャルAtmosなんて、どうせマーケティング用語だろうと。

でも実際に使ってみて、考えが変わった。

Netflixで『トップガン マーヴェリック』を観たとき、戦闘機が頭上を通過するシーンで、本当に「上から」音が聞こえた。物理的に上向きスピーカーがないはずなのに、脳が「音が降ってきている」と認識する。これは不思議な体験だった。

もちろん、上位モデルのArcと比べると、上方向の再現度は劣る。それは認める。でも、「初めてDolby Atmosを体験する」という人にとっては十分すぎる衝撃がある。テレビの内蔵スピーカーとは、もはや別の娯楽だ。

6畳間での設置と、実際の聴こえ方

僕の部屋は典型的な東京のワンルーム。6畳、長方形、天井高は約2.4m。

Beam Gen2はテレビ台の上に設置している。壁掛けも検討したけど、賃貸で穴を開けたくなかったのでやめた。テレビ台に置くだけでも、音の広がりは十分だ。

実際の聴こえ方について正直に書く。

まず、正面の音は圧倒的にクリア。テレビ内蔵スピーカーだと、セリフがBGMや効果音に埋もれて「今なんて言った?」と巻き戻すことが多かった。Beam Gen2にしてから、それがゼロになった。人の声の輪郭がはっきりしている。

横方向への広がりも素晴らしい。映画を観ていると、部屋全体が音に包まれる感覚がある。6畳の狭さが、むしろプラスに働く。音が壁に反射して、サラウンド効果が増幅されるからだ。

弱点があるとすれば、低音だ。

Beam Gen2単体でも低音は出る。出るけど、映画の爆発シーンや、ゲームの銃声を「腹の底から」感じるほどではない。「あともう一押し」が欲しくなる。

この物足りなさを解消するのが、サブウーファーの追加だ。僕は半年後にSonos Sub Miniを導入して、完全に満足できる環境を手に入れた。でも、最初はBeam単体でも十分「世界が変わった」と感じられるはずだ。

近所迷惑は大丈夫なのか。マンション住まいの最大の懸念

サウンドバーを買うとき、マンション住まいなら誰もが気になるのが「近所迷惑」だろう。

結論から言う。Beam Gen2には「ナイトサウンド」機能がある。これをオンにすると、低音が自動的に抑えられ、深夜でも安心して使える。

僕は夜10時以降はナイトサウンドをオンにしているけど、音質の劣化はほとんど感じない。むしろセリフが聞き取りやすくなるから、邦画や海外ドラマを観るときはあえてオンにすることもある。

もうひとつ、Sonosアプリの「Trueplay」機能も優秀だ。iPhoneかiPadを持って部屋を歩き回ると、部屋の形状や家具の配置に合わせて音響を自動補正してくれる。これをやるだけで、音の「抜け」が良くなって、無駄に音量を上げなくても満足できるようになる。

導入から1年、一度も苦情を受けていない。ナイトサウンドとTrueplayを使いこなせば、賃貸マンションでも安心してサウンドバー生活を始められる。

拡張性という最大の武器。Sonosは「育てる」システムだ

Beam Gen2の真価は、単体での音質だけじゃない。拡張性だ。

Sonosのシステムは、後からスピーカーを買い足してサラウンド化できる。Beamをセンターに、リアスピーカーを2台追加すれば5.0chに。さらにサブウーファーを足せば5.1chの完成だ。

「いきなり10万円のセットを買うのは無理」という人でも大丈夫。まずはBeam単体から始めて、来年のボーナスでリアスピーカーを追加する。そういう「段階的アップグレード戦略」が取れるのがSonosの強みだ。

リアスピーカーの選択肢としては、Sonos Era 100(約3万円×2)が王道だけど、予算を抑えたいならIKEAコラボのSYMFONISK(約1.5万円×2)で3万円サラウンドを組むという手もある。

僕の現在の構成は、Beam Gen2 + Sub Mini + SYMFONISK×2。合計で約17万円かかったけど、2年かけて段階的に揃えたから、一度に払った金額はBeamの7万円だけ。これが「小さく始めて大きく育てる」戦略の実践例だ。

価格は高いのか?投資対効果で考えろ

69,800円。これを「高い」と感じる人は多いと思う。

でも、ちょっと計算してみてほしい。

仮に3年使うとして、1日あたり約64円。缶コーヒー1本より安い。しかもこの64円で、毎日の映画体験、音楽体験、ゲーム体験がすべてアップグレードする。

ソシャゲのガチャに1万円突っ込んで、翌月には忘れてる。そんな使い方をするくらいなら、リアル空間に課金した方が人生の満足度は確実に上がる。僕はこれを「日割り投資理論」と呼んでいる。

Sonos Beam Gen2は、6畳の部屋を映画館に変える装置だ。毎日その恩恵を受けられるなら、69,800円は「高い買い物」じゃなく「賢い投資」だと思う。

こんな人にはBeam Gen2をおすすめしない

ここまで褒めてきたけど、正直にデメリットも書いておく。

まず、テレビをあまり観ない人。Beam Gen2はあくまでテレビ用のサウンドバーだ。音楽だけ聴きたいなら、Sonos Era 100やEra 300の方が向いている。

次に、とにかく重低音が欲しい人。Beam単体の低音は「そこそこ」だ。映画館のような腹に響く低音を求めるなら、最初からサブウーファーとのセット購入を検討した方がいい。

最後に、予算が厳しい人。69,800円は冷静に考えて大金だ。「とりあえず今の音を少し良くしたい」程度なら、2〜3万円のサウンドバーでも十分満足できるかもしれない。Sonosは「妥協したくない人」のためのブランドだ。

結論。6畳間を映画館にする、最も賢い選択

Sonos Beam Gen2は、日本の狭いマンション住まいにとって「最適解」のサウンドバーだ。

コンパクトなサイズで圧迫感ゼロ。バーチャルAtmosでも十分な没入感。ナイトサウンドで近所迷惑の心配なし。そして将来のサラウンド化を見据えた拡張性。

69,800円は確かに安くない。でも、毎日の生活がアップグレードされる「体験への投資」と考えれば、これほどコスパの良い買い物はない。

週末の夜、照明を落として、Netflixを開いて、映画を再生する。その瞬間、6畳の部屋が映画館に変わる。

悩んでいる時間がもったいない。来週末には、あなたも「なんでもっと早く買わなかったんだ」と思っているはずだ。

〈関連記事〉
→ Sonos Arc vs Beam Gen2、どっちを選ぶべき?日本の部屋別おすすめ
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